特注、『お盆』。
今日は、特注品の『お盆』を紹介します。
通常のお盆は、下の画像のように四方から囲いが付いていますが
今日紹介するお盆は、囲いが後ろにしか付いていないタイプになります。
メリットは箪笥の扉を開けたときにどこに何が入っているかすぐにわかるところと、
桐はただでさえ軽いのに囲いを後ろだけにすることによって軽くなり、出し入れ
しやすくなるというところだと思います。
通常のお盆は左右の囲いに手掛けが付いていますが、今回の特注お盆は
左右の囲いがないので底板の裏に二箇所手賭けを付けました。
通常のお盆の場合底板は約1㎝の桐材を使いますが、この特注品は囲いが無く少し
不安定なので約2cmもある桐材を使い下の画像の様に『額縁』をまわし、かなり丈夫に
仕上げてあります。