かんなくず。
桐箪笥を作るうえで一番重要な道具は『かんな』です。
いろんな業種の人がかんなを使いますが、桐箪笥を作るうえでの
かんなが一番難しいと思います。
なぜかというと、今はいろんな機械がありかんなを使う用途は肌触りを
よくするためにつかいます。桐箪笥職人はもちろん肌触りをよくする
ためにもかんなをつかいますがそれ以上に、引き出しの幅を調整したりする
為にもつかいます。ですから桐箪笥職人にとってかんなはとても重要な
道具なのです。
かんなをかけるのが上手かどうか見分けるのはかんなくずをみればすぐわかります。
かんなが上手な人のかんなくずはまるまったりせずに紙のようにかんなから出てきます。
上の画像のように平らなかんなくずがいいかんなくずです。
下の画像はまるまってでてきてあまりいいかんなとはいえません。
かんなが綺麗に研げていても裏刃はきちっとかかっていないと上の画像の様な
綺麗なかんなくずはでてきません。綺麗なかんなくずを出せるようになるには
最低でも五年はかかります。