昨日の夜8時に会津に帰ってきました。 一週間という期間でしたがたくさんのかたに来ていただいてあっという間に感じました。
沖縄は地元会津から約20℃くらい暖かかったのですが二月なのでさすがに外で半そでは寒かったです。地元の方は半そで短パンという夏のような
軽装でしたが、長そでに外に出るときは上着まできていました。
沖縄はかなり湿気が多く飛行機を降りたとたんに汗がでてきました。そういう土地でこそ桐たんすの需要があるのですが沖縄には桐たんすの文化が
あまり広まっていなく、初めて桐たんすを見られたかたが多かったです。
そのためか、サイズをオーダーされる方が多かったです。またテーブルなどのご注文もいただきました。
驚いたのが革の鞄や靴をそのまま置いておくとカビが生えるということです。地元では考えられませんが沖縄の湿気では納得できます。
鞄入れのご注文もいただきまして、これから沖縄で催事をするときは鞄入れを作って展示しようかとも思いました。そのほか小物のお盆や小さい引出
しの小物入れ、針箱なども人気がありました。
催事が終わり懇親会でいった居酒屋では沖縄民謡や、島人の宝、花、などを三味線で聞かせていただいたりもしました。沖縄の方々にとても親切にし
ていただきました。来年もぜひ行ってみたいです。
月曜日から沖縄のリュウボウ百貨店に行ってきます。 催事は火曜日からですが搬入があるために月曜にでます。
今までは福島空港から沖縄便がでていたので福島空港から行っていたのですが今年から沖縄便がなくなったので羽田空
港から行きます。
沖縄についたら午後の六時から搬入が始まるので事前にフェリーで送っておいたトラックを取りに行きます。 今回はベテ
ランの販売員の宮城と一緒なのでとても心強いです。一週間催事がありますが、できるだけ会津桐の良さ、桐箪笥職人の
技のすごさを知っていただけるように頑張ってきたいと思います。
全部組み立てが終了しました。 小さい引出が二つに大きい引出が一つ、変形二段引出衣装箱です。
まったく隙間がなく作られているので、桐箪笥特有の、一つの引き出しを入れると片方の引き出しがでてくるという仕組みが二段引出衣装箱でも
再現されています。
二段引出衣装箱は通常は金具がなく溝に手を入れて引出をだす形状になっています。
そのため飽きのこないデザインになっているのでとても人気があります。金具をつけることももちろんできますので、そういった場合はご相談下さい。
桐箪笥職人が、この時点で終了してこれからは色付けの工程に入ります。色付けが終了したらまた掲載しますので見てください。
本体が出来上がったので、引き出しに移ります。まず引出しの前板を本体に隙間なくぴったりにはまるようにかんなで大き
さを調整します。この段階が一番難しいといっても過言ではないと思います。 この時点で隙間ができると最後に仕上げを
するときにまた削るので引出がスカスカになってしまいます。
画像を見ていただくとわかるのですが、引き出しと前板に隙間なくはさまっています。
次に引出しの側板です、下の画像は引き出しの側板の後ろの部分になります。凸凹になっていますこれもかなりの技術が
必要になります。前がぴったりとはさまっていても後ろがあいていたらまったく意味がないので後ろも細心の注意をしながら
作っていきます。
次は後ろ板になります。後ろ板の底に底板をつけたところです。この作業も隙間ができないようにぴったりとくっつけます。
他の家具を比べていただくとわかりますが、桐たんすには全く空気の抜け道がありません。そのため湿気から衣類、お着物
をお守りすることができます。せっかく箪笥を置くなら絶対に私は桐箪笥をお勧めします。これだけの技術は桐箪笥職人に
しかだせない技術です。次回は組み立てが完了したところを掲載しますのでぜひ、見てみてください。