加工したものを組み立ててみました。 はめ込むだけですが慣れていないとはめ込んだ後に隙間ができていたり、うまくくっ
つかなかったりと、結構技術が必要になります。画像を見ていただけるとわかるのですが一切の隙間がなく作られていま
す。桐箪笥は隙間を作らずに完全に空気を密封してカビや虫食いなどが起こらないようにするというのが特徴ですので、組
み立ての段階はなかなか気を使います。隙間があいていると空気漏れを起こす原因になります。
下の画像が組み立てた画像です。左に大きい引出が一つ、右に小さい引出が二つです。
組み立てが終わったら次は引き出しを作ります。
今回からお客様から注文をいただいた特注箪笥ができるまでを、順を追ってレポートしていきたいと思います。
今回作ることになった特注タンスは割と小ぶりのもので、二段引出衣装箱のような形状をしています。 わが社でも一番人
気の二段引出衣装箱の引き出しを左半分は深い一段にして、右側に子引出二段作るという形状です。
まず、木取り職人が大まかに桐の板を切り、その材料で桐箪笥職人が最初から最後まで受け持つことになります、流れ
作業ではないので、一竿、一竿、職人の方が作り上げていきます。 今日は、木取り職人の方から受け取った材料を、組み
立てができる状態にしたところを紹介したいと思います。
桐箪笥という家具は、釘を一切使わずに作り上げます、その分時間も技術も他の家具よりもかかります。その一例がこの
写真です、本体の側板と本体の天板です。
①
②
凸凹にすることによって頑丈な作りの家具に仕上がります。簡単そうに見えるのですがこれがとても難しく、少しでも板が
まがっていたりすると、引き出しが中まで入っていかないですし、凸凹に隙間ができてもあまりいい桐箪笥とは言えません、
ですから一人前の桐箪笥職人になるまではかなりの年月が必要といわれています。次回は本体が組みあがったところをア
ップしていきます。
挨拶が遅くなりましてすみません。 年明け早々に吉祥寺の東急、横浜の高島屋さんに催事に行っていまして更新が遅くなりました。
吉祥寺の東急では下駄の実演販売をしてきました。毎年行っているところなのでよく来て下さるお客さまもいらっしゃいまして、とてもうれしく思います。
東京はアスファルトが多くて滑りやすいので下駄の下にゴムが貼ってある右近下駄などが人気がありました。 また、わが社の仏壇があるのですが、小ぶりなので場所もとらずにおけるというメリットがありこちらのほうも人気がありました。会津桐でできているので軽く、肌ざわりも温かみのある仏壇です。催事等に持っていきますので一度見てみてください。
吉祥寺東急では『東北の物産展』でしたので、仙台の牛タンや、岩手のせんべいなどがあり、人の流れが多く活気がありました。どちらも食べてみたのですができたてで、とても美味しかったです。
横浜の高島屋では同じフロアでインテリアフェアーを行っていて家具に興味があるお客様が結構来られたので、わが社としても営業がしやすかったです、わが社の箪笥を買っていただいたお客様で内から三竿も買っていただいているというお客さまもいらっしゃってとても光栄に思いました。 わが社の箪笥を使っていただいてまたわが社から買っていただけるということはわが社の職人の方々の日頃の仕事を勝ってくださっているということだと私は思います。職人さんも仕事冥利に尽きると思います。
今日からまた、ブログを更新してきますので御暇がございましたらぜひ見てみてください。
今年も『会津松本』をどうぞ宜しくお願い致します。