ほぞ組み。
桐箪笥を作るうえで職人が一番気をつけるところは引き出しの
前板と側板をつないでいるところの『ほぞ組み』といわれる部分です。
前板を凸にして、側板を凹にします。そして横からはめ込みます。
金釘を一切使わずにのみで隙間なく組みます。
上の画像は11-3というたんすで、浅いタイプの引き出しなので二枚ほぞ
ですが、通常のたんすだと五枚ほぞ、六枚ほぞ、になります。
この技術は桐箪笥職人しかできません。
こういう技術を使うことによって何十年にもわたって使っていただける
『桐箪笥』が出来上がります。